七五三のお祝いですることは全部でいくつあるでしょうか?すべての工程をそつなくこなすためには入念な準備が必要です。
この記事では七五三にすることを解説しつつ、準備や予約の手順も詳しく説明します。
「七五三のお祝いには誰が行くもの?」「お祝いをもらったらお返しはどうすればいい?」など、七五三の気になる疑問と解答もあわせてまとめました!
神社へ参拝する際の作法やマナーも紹介しますので、ぜひご確認ください。
七五三の主役といえば、華やかな衣装に身を包んだ子どもたちです。子どものハレの日に彩りを添えるとびっきりの衣装をお探しなら、tententenの七五三着物レンタルサービスをご利用くださいませ。
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みんなはどうしてる?七五三のお祝いは何をする?
子どもの行事といえば?といわれて、七五三を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし「七五三って何するの?」と聞かれたときに、正確に答えられる人は少ないかもしれません。
まずは七五三のお祝いでする3つのことを解説します。
七五三ですること|①神社への参拝
七五三のお祝いは神社で行います。住んでいる地域の氏神さまを参拝するのが古くからの習わしではありますが、お参りしたい神社がほかにあるのであればそちらへ参拝してもかまいません。
ただし、大きな神社や有名な神社は七五三シーズンに混雑する可能性が高いため、その点は注意しましょう。
当日は社殿にお参りし、ご祈祷を受けるのが一般的な流れ。なお、ご祈祷を受けたい場合は事前に予約が必要です。
七五三ですること|②写真撮影
素敵な七五三衣装に身を包んだ子どもの晴れ姿は、ぜひ写真に収めておきたいところ。七五三には記念写真の撮影も行いましょう。
写真をどこで撮影するかは家庭により異なりますが、フォトスタジオや写真館を利用するのが一般的です。七五三当日をゆっくり過ごせるよう、写真は前撮りや後撮りにして時期をずらすご家庭も少なくありません。
また、神社によっては衣装の着付けとご祈祷、写真撮影がセットになった七五三プランを提供していることもあります。参拝する神社が決まっているなら、利用できるプランがあるかどうか調べてみてはいかがでしょうか。
七五三ですること|③食事会
七五三のお祝いの締めくくりには食事会を行います。七五三用の会食プランを提供しているホテルを利用したり、家で手作りや宅配のお祝い膳を囲んでゆっくりしたり、食事会の方法は家庭によりさまざまです。
遠方から祖父母が集まるなどして七五三をお祝いする場合は、ホテルやレストランの個室を利用して盛大にお祝いするのもよいでしょう。
気負いせず家族だけでささやかにお祝いしたいなら、家での食事がゆっくりできそうです。
【七五三】神社ですること&参拝の際に気を付けることは?
七五三で神社に出向いたら、どんな順序でなにをすればよいかきちんと答えられますか?
続いては神社に到着してからすることと、お参りをする際の作法とマナー、気をつけることをまとめました。
神社ですること|①鳥居をくぐる際の注意点
神社の入口には大きな鳥居が立っていますが、ただ素通りするのは間違った作法です。鳥居の前についたら立ち止まり、一礼しましょう。
また、鳥居の真ん中は神さまが通る道とされています。そのため鳥居をくぐる際には、左右どちらかの端に寄ってから通るようにしてくださいね。
なお、神社からの帰りに鳥居をくぐる際にも同じように一礼し、端を通るのを忘れずに。
神社ですること|②手水舎でのお清め
社殿に手を合わせに行く前にはお清めが必要です。神社内には手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ)という手や口を清める場所がありますので、必ずそこへ立ち寄りましょう。
お清めの順序は以下のとおりです。
1.右手でひしゃくを持ち、水をすくって左手にかける。
2.ひしゃくを左手に持ち替えて右手に水をかける。
3.再度ひしゃくを右手に持ち、左手で水を受け、その水で口をすすぐ。
4.もう一度左手に水をかけて清める。
5.ひしゃくを縦にして、残った水で柄を洗い流して元に戻す。
手水舎でのお清めの作法は、七五三衣装を着た子どもには少し難しいかもしれません。着物や袴をうっかり濡らしてしまわないよう、親御さんがフォローしてあげてくださいね。
神社ですること|③お参りの仕方
お清めが済んだら社殿へ向かいましょう。神前に立ったら、以下の「二礼二拍手一礼」の順序でお参りをします。
1.賽銭箱にお賽銭を入れ、鐘を鳴らす。
2.お辞儀を2回する。
3.手を2回叩く。
4.手を合わせ、お祈りをする。
5.最後にもう1回深くお辞儀をする。
神社でなくお寺へ参拝する場合は、1のあと2、3の手順を飛ばして手を合わせてお祈りし、最後にお辞儀するのが正式な作法です。拍手をするのはマナー違反になるため、注意しましょう。
神社ですること|④ご祈祷
次は社殿の中でご祈祷を受けます。ご祈祷は当日受け付けてくれる場合もありますが、確実に受けたいのならあらかじめ予約しておきましょう。
全体の流れは以下のとおりです。
1. 神社の窓口で受付をし、初穂料を納める。
2.案内されたら社殿に入り、神主からお祓いを受けたあと祝詞をあげてもらう。
3.神主より子どもに渡される『玉串』を神前に奉納する。
初穂料の相場は3,000~10,000円ほど。神社が金額を設定している場合もあるため、事前に問い合わせると安心です。
なお、ご祈祷中の作法や立ち回り方は、そのつど神主から子どもへ指示されます。親御さんはただ座って見守りましょう。
神社ですること|⑤お祝い品の受け取り
神社によっては、七五三のご祈祷のあとに子どもへ千歳飴やお守りなどのお祝い品の授与があります。
すべての神社で実施しているものではないため、お祝い品の有無が気になる場合は事前に確認しておくのがおすすめです。
また、千歳飴やお守りはご祈祷を受けた参拝者のみに渡されます。「ご祈祷は受けないけれど千歳飴は持たせてあげたい」なら、スーパーや百貨店、ネット通販などであらかじめ購入しておき、当日持参しましょう。
七五三当日までに何を準備すればいい?
子どもの成長の節目を祝う七五三は、抜かりなく済ませたいですよね。続いては七五三当日までに準備することを解説します。
七五三までに準備すること|①衣装の準備
まずは七五三の主役である子どもの衣装から準備を開始しましょう。七五三を祝う年齢は男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳になります。
以下の表では、男の子と女の子それぞれの年齢別に晴れ着のポイントをまとめました。
性別 | 年齢 | 晴れ着のスタイル |
---|---|---|
男の子 | 3歳 | 着物に被布(ひふ:袖なしの羽織)を合わせる。履物は底が平らな草履や雪駄で。 |
5歳 | 着物に袴をはかせ、羽織を着させる。手には白い扇子を。髪はワックスなどで立たせるか、前髪を流すと凛々しくなる。 | |
女の子 | 3歳 | 着物に被布を着せる。髪型はふたつ結びやお団子でまとめ、髪飾りをつける。履物はぽっくりを。 |
7歳 | 着物に帯を締め、筥迫(はこせこ:小物入れ)を胸元に、扇子を帯に挟む。髪はお団子や日本髪でひとまとめにし、髪飾りやかんざしをつける。 |
七五三衣装のイメージが沸かないときは、我が子と同世代の子どもの着こなしを参考にしてみるとよく分かります。tententenのWebサイトでは七五三衣装を身にまとったモデル写真をたくさん掲載していますので、ぜひご覧くださいませ。
衣装選びの参考に!tententenの七五三着物レンタルTOPページはこちら
一緒に神社へ参拝するご両親や祖父母の衣装も用意しなければなりません。七五三衣装は正装になりますので、同行する方々も以下の表を参考に衣装の格を合わせてください。
性別 | 和装 | 洋装 |
---|---|---|
男性 | 着物に羽織を合わせるか、羽織袴 | ダークスーツ | 女性 | 色無地、訪問着 | ワンピース、アンサンブル |
なお、衣装をレンタルする場合は七五三当日の半年~3ヵ月前には予約を済ませておくのがおすすめです。
七五三シーズンが近づくと人気の衣装はどんどん予約済になっていきます。七五三衣装にこだわりたいなら、「早すぎるかな?」と思うくらい余裕を持って衣装選びを始めましょう。
七五三の予約はいつまでに済ませる?着物や袴をレンタルする方法も
七五三までに準備すること|②着付け・ヘアセットの予約
次に、七五三の2~3ヵ月前までに当日の着付けとヘアセットを予約します。参拝する神社に近い美容院や、呉服店に依頼すると衣装を着て移動する時間を短くできておすすめです。
写真館やフォトスタジオで衣装をレンタルする場合は、プランに着付けやヘアセットも含まれていることがありますので確認してみましょう。
七五三までに準備すること|③神社のご祈祷の予約
神社によってはご祈祷を受けるのに予約が必要な場合があります。特に七五三シーズンの11月は多くの参拝客で神社が混み合いますので、前もって予約しておくほうが安心です。
こちらも2~3ヵ月前までには予約を済ませておくこと。
その際に初穂料の金額やご祈祷にかかる時間など、気になることがあれば合わせて確認しておきましょう。
七五三までに準備すること|④記念撮影の予約
記念写真の撮影も七五三のメインイベントのひとつです。忘れずにフォトスタジオや写真館を予約しておきましょう。
七五三当日に撮影を予定している場合の予約は2~3ヵ月前までに。参拝の時期とずらして前撮りや後撮りを予定しているのなら、撮影する時期の相談も含めて一度フォトスタジオや写真館へ問い合わせてみてくださいね。
七五三までに準備すること|⑤食事会の準備・予約
食事会の準備と予約も前もって済ませておくこと。ホテルやレストランを利用する場合は2~3ヵ月前の予約が安心です。
お祝い膳を家で囲む予定なら仕出し料理を取り扱うお店を調べ、利用したい店が指定する期限までに予約の連絡をしましょう。
七五三までに準備すること|⑥当日の持ち物の準備
いよいよ七五三のお祝い日が間近に迫ったら、当日の持ち物を準備してください。忘れずに準備したいものは以下のとおりです。
・着付けやヘアセットに必要な小物類
・初穂料(ご祈祷を受ける場合)
・カメラ
・子どもの着替え、普段履いている靴
・防寒グッズ
・傘、雨具
・絆創膏
・サブバック
・ヘアピン、洗濯バサミ
※衣装やヘアセットが崩れたときの応急処置に使います。
当日になって忘れ物に気づくと慌ててしまうもの。大事な七五三のお祝い日を落ち着いて過ごせるよう、当日の持ち物は入念にチェックしてくださいね。
こんな時どうする?七五三の気になる疑問を解決
食最後に、七五三の準備を進める中で出てきがちな疑問や困りごとまとめました。一般的なルールやマナーもあわせて紹介しますので、ぜひご参考に!
七五三の疑問|①七五三には誰を呼べばいい?
七五三のお祝いに誰が行くかは、特にルールが決まっているわけではありません。子どもの成長を楽しみにしてくれている身内に声をかければ喜んでもらえるでしょう。
子どもの七五三を両親と祖父母が一緒に祝うのはよくあるパターンです。誘ってもらえるなら参拝や記念撮影にもぜひ同行したいと考える方も少なくないので、声をかけてみてはいかがでしょうか。
七五三の疑問|①七五三には誰を呼べばいい?
まず、衣装を購入するかレンタルするかで費用は大きく変わります。以下に七五三の準備にかかる平均費用をまとめましたので、ご参考になさってください。
・七五三衣装のレンタル料金:10,000~30,000円
・着付け、ヘアセット料金:10,000円前後
・初穂料:3,000~10,000円
・記念写真撮影:40,000~60,000円
・食事会:ひとりにつき5,000~10,000円
七五三の準備にかかる費用は、子どもの両親が支払うのが一般的です。とはいえ明確なルールがあるわけではないため、祖父母から支払いの申し出があればありがたく受け取ってもかまいません。
七五三の疑問|③ご祈祷なしの参拝のみでも大丈夫?
七五三において神社でのご祈祷は必須ではありませんので、参拝のみで神社をあとにしてもOKです。
ただし、千歳飴やお守りなどのお祝いの品は、ご祈祷を受けた場合のみもらえます。「ご祈祷は受けないけれど、子どもに千歳飴は持たせたい」なら、事前に購入して持参するのをお忘れなく。
七五三の疑問|④祖父母からお祝い金をもらったら内祝いはどうする?
孫の七五三を祝いたい祖父母からご祝儀を受け取ることもあるでしょう。七五三祝いにお返しは必要ないという考え方もあります。
しかし、世の中にはお祝いと内祝いをセットで考える方がまだまだ多いので、気になるならお返しを用意するのが無難です。
内祝いの品物を贈るなら、お祝いをいただいてから2週間以内に手配しましょう。品物の金額はご祝儀の3分の1~半額を目安に。
事前にご祝儀をいただいたなら、祖父母の食事代を負担する形で食事会に招待するのも選択肢のひとつです。お返しの品物をもらうより、孫と一緒に食事できるほうが喜ぶおじいさん、おばあさんは少なくなさそうですね。
七五三ですることは大きく3つ!入念な準備をして当日を迎えましょう|まとめ
七五三のお祝いですることは以下の3つです。
1.神社への参拝
2.記念写真撮影
3.食事会
鳥居をくぐる際には一礼したあと、端に寄って通りましょう。手水舎で手と口を清めたら社殿へ向かい「二礼二拍手一礼」の作法に沿ってお祈りをします。その後、ご祈祷を受けて神社ですることはすべて完了です。
記念写真は写真館やフォトスタジオで撮影するのが一般的。食事会は七五三プランを提供するホテルの利用や、仕出し料理の宅配が便利です。
当日までに準備すること、予約しておくことは以下の5つになります。
1.七五三衣装の準備
2.着付け・ヘアセットの予約
3.ご祈祷の予約
4.記念撮影の予約
5.食事会の場所や料理の手配
衣装は半年~3ヵ月前までに、それ以外は2~3ヵ月前までには予約しておくと安心です。
最後に当日の持ち物を用意し、忘れ物がないことをしっかり確認してから当日を迎えましょう!
七五三は子どもの成長をお祝いする大切な記念日です。お子さんはもちろん親御さんも当日を心置きなく楽しめるよう、ひとつひとつ確実に準備を進めていきましょう。
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