赤ちゃんにとっての晴れ舞台であるお宮参り。生まれた時期によっては暑い季節にお宮参りをおこなうこともあるでしょう。夏のお宮参りでは、暑さ対策などの工夫が必要です。
今回は、訪問着レンタルもおこなっている「tententen」が、夏のお宮参りの服装について紹介します。主役である赤ちゃんだけでなく、パパやママの服装の注意点についても確認してみましょう。初夏と真夏の注意点の違いやお宮参りをずらす選択肢についても触れているので参考にしてください。
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夏のお宮参りで気を付けるべきポイントは?
夏のお宮参りには気を付けるべきポイントがあります。生まれて間もない赤ちゃんはもちろん、産後すぐなのでママも無理できない時期です。赤ちゃんやママにとって負担のないお宮参りにすることを心がけましょう。
以下で夏のお宮参りで気を付けるべきポイントを紹介します。
6月・7月・8月の気候とお宮参りの過ごし方
6月は初夏であり、梅雨時期でもあります。天気によっては暑さだけでなく、雨対策も必要です。お宮参りでは赤ちゃんを抱っこして歩くシーンも多いため、足元が悪い日はとくに気を付けましょう。
7月、8月になると暑さも本番です。生まれたばかりの赤ちゃんの暑さ対策、服装の工夫、水分補給など意識的におこなう必要があります。
お宮参りは神社への参拝、ご祈祷だけおこなう場合もあれば、参拝後に食事会や写真撮影をおこなう家庭もあります。お宮参りのスケジュールについては以下の記事もチェックしてみてください。
真夏のお宮参りで避けるべき時間帯や対策
真夏のお宮参りは熱中症などのリスクに備えなければなりません。真夏のお宮参りに行く場合は、朝早い時間や夕方など可能な限り涼しい時間を選ぶと良いでしょう。
ご祈祷の時間は神社によって異なり、混雑していたり、予約が必要になったりする場合もあります。参拝予定の神社に、あらかじめ確認するようにしましょう。本記事で紹介する夏のお宮参りの服装のポイントも参考にしつつ、暑さ対策をおこなってください。
暑さが気になるなら「ずらす」選択もあり?
お宮参りは一般的に、男の子は生後31日目、女の子は生後33日目におこなわれる行事とされています。しかし、この日数はあくまで目安です。参加する家族の都合が良い日程の中から赤ちゃんとママの体調が良い日を選びましょう。
お宮参りが真夏になる場合、暑さが心配にならない季節までお宮参りをずらす選択をしても良いでしょう。生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が苦手なため、真夏のお宮参りの場合は思い切って日程を「ずらす」選択肢も持っておきましょう。
夏のお宮参り | 赤ちゃんの服装
夏のお宮参りにおける赤ちゃんの服装は肌着+内着+産着スタイルが一般的です。正式な和装の場合の内着は純白の絹で作られた「白羽二重(しろはぶたえ)」の着物を着せますが、代わりにベビードレスやロンパースを着せてもかまいません。
初夏は体温調節がしやすいように
お宮参りの神社や、その後の写真館、食事会のレストランなど場所によって室内温度は異なるでしょう。とくに初夏は冷房が効きすぎていて、寒いと感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
夏のお宮参りであっても、羽織物は持ち歩くのがおすすめです。赤ちゃんの体温を調節できるようにタオルやガーゼなどでも良いのでバッグに忍ばせておきましょう。汗をかいた衣類で風邪を引かないように、途中で着替えても良いでしょう。梅雨時期の場合は、雨対策も忘れずに。
真夏は通気性重視で
真夏の服装選びの注意点として、風通しを意識するのがおすすめです。通気性の高い素材の内着や肌着素材を選びましょう。
真夏は服装を工夫していても、熱中症や脱水のリスクがあり、長丁場は危険です。また、赤ちゃんの体調が優れない日は無理をせず日程を改めるようにしましょう。
夏のお宮参り | ママの服装
お宮参りに参加するママにはスーツやワンピースが人気です。着物の場合は、「絽(ろ)」や「麻」など風通しの良い素材が選ばれています。赤ちゃんの服装に合わせても良いでしょう。
夏といっても初夏と真夏では注意すべきことが異なります。以下で初夏と真夏に分けて、ママの服装の注意点を紹介します。
初夏は体温調節のしやすい服装を
季節の変わり目でもある初夏は、体温調節のしやすい服装がおすすめです。外と神社の中、写真館や車の中など場所によって温度が異なるからです。初夏は冷房が効きすぎて寒く感じることもあるでしょう。お宮参りは赤ちゃんのお世話で大変な時期でもありますが、産後間もないママも体調には注意が必要です。
授乳中の場合は、授乳しやすい前開きのブラウスなどに羽織物を用意するなど工夫しましょう。授乳室がすぐに見つからない可能性もあるため、授乳ケープも用意できると安心です。
真夏でも露出は避けて
暑いからといって、過度の露出はNGです。慶事用のスーツやフォーマルなワンピースなどがおすすめです。お宮参りに適したきちんとした服装を選び、暑さは素材選びで対策しましょう。
20~30代のママは若々しい雰囲気で
20代のママには、パステルカラーのワンピースなど若々しいデザインの服装がおすすめです。派手すぎる髪型や過度の露出は避けつつ、可憐な雰囲気を意識しましょう。30代のママには大人っぽいベージュ系のセットアップなども人気です。
40~50代のママは上品にまとめて
40代~50代のママは上品な服装を心がけると良いでしょう。大人の魅力を存分に引き出してエレガントにまとめてみてください。和装の場合は寒色系や濃色の訪問着や色留袖に挑戦するのもおすすめです。
夏のお宮参り | パパの服装
次に、夏のお宮参りに参加するパパの服装について紹介します。基本的にパパはダークカラーのスーツに白いシャツを合わせましょう。ネクタイは柄物や色物が良いでしょう。靴はスーツに合う革靴でかまいません。赤ちゃんやママが和服の場合はフォーマルなブラックスーツが一般的です。
お宮参り当日は赤ちゃんを抱っこしたり、お世話グッズを持ったりとパパも忙しい1日です。夏のお宮参りの場合は、パパも暑さ対策をおこない、なるべく快適に過ごせるよう工夫しましょう。
以下で初夏と真夏に分けて、パパの服装の注意点を紹介します。
初夏は必要なシーンのみジャケットを着用
初夏は体温調節が難しい季節でもあります。状況によってジャケットで調整しましょう。基本的には、ワイシャツで過ごしてかまいません。ご祈祷や写真撮影など必要なシーンでジャケットを羽織るようにしましょう。
真夏はノーネクタイでもOK
きちんとした服装で参加すべきお宮参りですが、真夏の場合はクールビズを意識した着こなしでもかまいません。暑さ対策や動きやすさを優先しましょう。
きちんとした服装でないと不安な場合は、ママにややカジュアルな服装をしてもらい、夫婦の格を揃えても良いでしょう。
20~30代のパパはスーツでなくてもOK
夏は夏用スーツやカジュアル過ぎない私服など通気性を重視したスタイルでもかまいません。20代のパパであればスーツを持っていない方もいるでしょう。その場合、紺のスラックスに白シャツとジャケットなどで工夫しましょう。30代のパパで普段からクールビズを意識した通勤スタイルなのであれば、お宮参りにも活用すると良いでしょう。
40~50代のパパは礼服派も
40代~50代のパパには、よりきちんと感が求められるでしょう。父親らしく礼服や準礼服を着たいという方も少なくありません。赤ちゃんやママとのバランスを考えつつ選んでください。
夏のお宮参りの場合は正装であっても、通気性の良い肌着を選ぶなどの暑さ対策は忘れないようにしましょう。
夏のお宮参り | 祖父母の服装
祖父母はママやパパと服装の雰囲気を合わせるのが一般的です。祖父母だけが和装で、ママやパパがカジュアルだと統一感がなくなってしまいます。事前に話し合えると良いでしょう。ポイントは主役の赤ちゃんが目立つように意識することです。
以下で初夏と真夏に分けて、祖父母の服装の注意点を紹介します。
初夏は体温調節がしやすい服装を
お宮参りでは赤ちゃんやママとパパに合わせた服装を心がける必要があります。しかし、赤ちゃんやママとパパにとって丁度良い室温が、年配の祖父母にとっても快適とは限りません。当日は写真館やレストランなどさまざまな場所に立ち寄る可能性もあります。お宮参りの1日のスケジュールを確認し、羽織物などは必ず持参しましょう。
真夏は熱中症対策を入念に
真夏はとくに熱中症などに注意する必要があります。神社への参拝以外の移動時間も考えて、日傘や扇子など暑さ対策ができるものを持参すると良いでしょう。なるべく飲み物も用意しましょう。
お宮参り当日は赤ちゃんのことでバタバタする状況が多いため、日陰に入ったり、水分を取るなど工夫して熱中症対策をするようにしましょう。
夏のお宮参りを快適にするための豆知識
夏のお宮参りの服装の注意点について紹介しました。以下では知っておくと便利な夏のお宮参りを快適にするための豆知識を紹介します。ぜひ参考にしてください。
冷却アイテムも活用
赤ちゃんを抱っこすると赤ちゃんと抱っこする大人の間に熱がこもり、汗でびっしょりになることが少なくありません。赤ちゃんをベビーカーに寝かせた時に熱がこもりやすい背中も同様です。ベビーカーは地面に近いため、アスファルトの照り返しで思ったよりも暑くなってしまいます。
暑さ対策には小型扇風機や赤ちゃん用の冷却シート、クーリングタオルといった冷却アイテムがおすすめです。服の素材の工夫はもちろん、冷却アイテムを使用することで体温を下げることにつながります。
大人は水分だけでなく塩分補給も
お宮参り当日は赤ちゃんのお世話に気を取られ、大人の熱中症対策が疎かになる可能性があります。水分補給だけをおこなっていると、体内の塩分濃度が下がり、熱中症のリスクが上がります。水分補給のタイミングでスポーツドリンクや塩分入りのタブレット、おかしなどで塩分を補給するようにしましょう。
まとめ|夏のお宮参りは無理せず快適に
夏のお宮参りの服装について紹介させていただきました。赤ちゃんだけでなく、パパやママの服装に関しても注意すべき点があります。夏のお宮参りの場合、暑さや熱中症への対策が必要なため、事前にしっかりと知識を付けておきましょう。
熱中症などのリスクがある夏のお宮参りは、無理しないことがポイントです。赤ちゃんやママの体調が優れない場合は決して無理せず日をずらすなど工夫しましょう。また、夏にお宮参りをおこなう場合は、通気性の高い衣類を選んだり、長時間にならないようにしたりといった対策も必要です。
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