七五三の時期はいつ?数え年・満年齢の違いと男女で変わるお祝い年齢

2024.02.19

七五三の時期はいつ?数え年・満年齢の違いと男女で変わるお祝い年齢

七五三のお祝いは、子どもが3歳、5歳、7歳のときに行うものです。ところでこの年齢は満年齢で見ればよいのか、数え年で数えるべきなのか、正しいルールはどっちなのでしょうか?

ここでは七五三のお参りをする時期や、お祝いの年齢の数え方を解説します。あわせて七五三の由来や歴史もまとめました。
七五三の記念写真は前撮り、当日撮影、後撮りのどのタイミングで撮影すべきか、それぞれのメリットとデメリットも紹介しますので、よければ参考にしてください。

七五三を含め、お子さんの成長をお祝いする機会は何度か訪れます。
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七五三のお参り時期はいつ?

神社で着物を着た子どもを見かけたことはありませんか?毎年秋ごろになると、七五三のお参りに訪れる家族の姿をよく見かけるはずです。
まずは七五三のお参りを行う時期について解説します。

11月15日が一般的

七五三は本来、11月15日に行うものと決まっていました。由来は諸説ありますが、旧暦の11月は縁起のよい月であったことが説のひとつとして挙げられます。

特に11月15日は「二十七宿の鬼宿日(きしゅくび)」と呼ばれ、さまざまな物事の邪魔をする鬼が出歩かない日と言い伝えられてきました。
この日は開運の道が開かれ、婚礼以外のお祝いに適した日とされるため、11月15日が七五三の日として定着したといわれています。

七五三のお参り時期はずらしてもいい?

七五三の日程は厳格に決まっているわけではありません。近年は「七五三を必ず11月15日にやらなければならない」とこだわるご家庭も少なくなってきています。

実際のところ11月の七五三シーズンはどこの神社も混み合い、御祈祷の予約も早めに埋まりがち。くわえて11月15日が平日だと、仕事の都合などで家族そろってのお祝いが難しい場合も。
このような事情を考慮し、近頃は10~12月のどこかで七五三のお参りをするご家族が増えています。

七五三の時期をずらしてもいい?時期外れのお参りの注意点も解説

七五三のお参りは六曜も意識した方がいい?

「仏滅のお祝い事は避けるべき」という話を一度は耳にしたことがあるでしょう。結婚式や入籍の日取りに大安を選ぶ方は多いですが、七五三に関しては特に六曜を気にしなくてもかまいません。

ただし、お孫さんを持つ世代の方の中には、まだ六曜を強く意識される方もいらっしゃいます。
「七五三の日程はお日柄のよい日を選んだほうがよい」とアドバイスされた場合は、多少考慮してもよいかもしれませんね。

七五三のお参りはいつする?数え年と満年齢どっちが正解?

子どもの年齢の数え方は「数え年」「満年齢」と2種類ありますが、七五三はどちらでお祝いしてもかまいません。
ひと昔前は数え年で行うのが一般的でしたが、現代では満年齢でお祝いするのが主流です。

早生まれはいつお祝いする?七五三の数え年・満年齢早見表

「数え年は馴染みがない」という方は少なくないのでは?数え年の考え方では子どもが生まれた日を1歳とし、毎年元旦を迎えるごとに1つ年齢を足していきます。

そのため七五三を数え年で祝う場合、子どもの実年齢はまだ3歳、5歳、7歳になっていません。まずは以下の表で、子どもの数え年と満年齢の関係性をご覧ください。

■七五三を祝う年の子どもの数え年・満年齢早見表

【子どもが1月1日~11月15日生まれの場合】

満年齢 3歳 5歳 7歳
数え年 2歳 4歳 6歳

【子どもが11月16日~12月31日生まれの場合】

満年齢 3歳 5歳 7歳
数え年 1歳 3歳 5歳

この表を見て「なぜ11月16日~12月31日に生まれた子は、満年齢より2歳引いた歳で七五三をお祝いするの?」と疑問に持った方は多いのでは?
実は七五三に関しては、11月15日の前後で「早生まれ」に似た考え方が生まれます。

3歳を例にすると、1月1日~11月15日生まれの子が七五三をお祝いするのは「数え年で3歳を迎えた年」です。
しかし、子どもが11月16日~12月31日生まれの場合は「その次の元旦に数え年で3歳を迎える年」に七五三祝いをすることになります。よって、この場合の子どもの満年齢は1歳10~11ヶ月です。

身近な例でいうと、毎年1月に開かれる成人式の対象年齢は20歳ですが、誕生日が1~3月の早生まれの子は19歳で式に出る場合がありますよね。
あれに似たような状況になるといえば分かりやすいでしょうか。

ところで、1~3月に生まれた早生まれのお子さんの七五三をいつ祝うか、迷う親御さんも多いのでは?こちらも正式な決まりはなく、お子さんの成長具合やまわりに合わせる形で問題ありません。

保育園や幼稚園、小学校の同級生と同じタイミングで祝いたいなら、満年齢を迎えていないタイミングでお祝いしてもよいでしょう。

女の子の七五三のお参りはいつする?

女の子は3歳、7歳のときに七五三を祝います。ここでは女の子の七五三がそれぞれの年齢で祝われるようになった由来を解説します。

3歳の髪置

昔の子どもたちは生まれて7日目で頭の産毛を剃られ、丸坊主にされていました。そこからしばらくは坊主頭のまま育てられ、髪を伸ばせるようになるのは3歳から。

平安時代のころには、この髪を伸ばし始める際に行う「髪置(かみおき)の儀」という儀式がありました。七五三の3歳のお祝いはこの儀式になぞらえて始まったといわれています。

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7歳の帯解き

小さな子どもが着る着物は、帯ではなく着物に縫いつけられた紐で着付けされていました。

女の子が成長し、大人と同じように帯で着物を着付けるようになるのは7歳のころ。初めて帯を締める儀式は「帯解き(おびとき)の儀」と呼ばれており、これが7歳で七五三を祝う由来になりました。
いわば大人に一歩近づいた年齢をお祝いするのが7歳の七五三というわけです。

女の子はおませな子も多く、7歳ともなると大人顔負けの口調でお喋りすることもあり驚かされますよね。
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男の子の七五三のお参りはいつする?

さて、続いては男の子の七五三祝いのタイミングを詳しく解説します。女の子と同様、昔の儀式が由来になっているようです。

3歳の髪置

男の子の七五三を3歳で祝うのは、女の子と同じく「髪置の儀」が由来です。丸坊主の男の子はやんちゃで可愛らしい印象ですが、近年はおしゃれなヘアスタイルの男の子も増えていますよね。

ピシッと髪を整え、着物を身にまとった男の子はいつもよりぐっと凛々しく見えることでしょう。かっこよく決まる七五三着物をお探しなら、tententenの着物レンタルをぜひご活用くださいませ!

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5歳の袴着

男の子を二度目の七五三を5歳で祝うのは、男の子が初めて袴を身に着ける際に行っていた「袴着(はかまぎ)の儀」に由来します。

昔は男女ともに行う儀式でしたが、江戸時代のころからは男の子のみの儀式に変わりました。
袴を着て堂々と立つお子さんの姿を見て感慨深い気持ちになる親御さんは多いはず。これからの成長も祈願しつつ、七五三を盛大に祝ってあげてくださいね。

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七五三の写真撮影はいつする?

素敵な衣装に身を包んだ子どもの姿は絶対に写真に収めたいですよね。ところで七五三の写真撮影はいつするのがベストなのでしょうか?

ここでは七五三の写真撮影のタイミングとして前撮り、当日撮影、後撮りの3パターンを比較し、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

前撮りのメリットとデメリット

前撮りのメリットは、混雑しにくいタイミングに撮影を済ませられることです。七五三のピークシーズンには神社や衣装レンタルの予約が混み合いやすく、撮影スタジオや写真館にも同様に問い合わせが殺到します。

また、子どもの体力面を考慮しても前撮りにはメリットがたくさん。七五三当日にすべての工程を済ませる場合の大まかなスケジュールは、

・衣装の着付け
・記念写真撮影
・神社への参拝
・食事会

となり、なかなかタイトです。

着慣れない着物や袴を着ている子どもが途中で疲れてぐずったり、眠ってしまったりする可能性もあるでしょう。このような事態を避けるためにも、記念写真の撮影を前もって済ませておくのはおすすめです。

ただし、参拝と写真撮影の時期がずれるのはデメリットにもなり得ます。特に七五三を迎えるころの子どもは成長が早く、わずかな期間で顔つきや体格が変わることも。
「この時期の、この表情を残したい!」といったこだわりがあるなら、参拝日に写真撮影も行うほうがよいでしょう。

当日撮影のメリットとデメリット

七五三当日に写真も撮影するメリットは、すべての予定を1日で終えられることです。家族の休日がなかなか合わないご家庭ほど、当日撮影にメリットを感じられるのではないでしょうか。

撮影時期をずらすと、子どもの着付けやヘアセットを参拝日と撮影日の計2回することになります。
美容院や写真スタジオ、神社へ出向く手間をなるべく省きたいのなら、当日に写真撮影も含めたすべての工程を済ませる方向で検討してみてはいかがでしょうか。

デメリットは、前述のとおりタイトなスケジュールに子どもが耐えられない可能性がある点です。
また、衣装を身に着けて長時間過ごすことによる着崩れや、ヘアセットの乱れにどう対処するかも考えておく必要があります。

後撮りのメリットとデメリット

後撮りの利点は前撮りと同様、余裕を持って撮影を行えます。もうひとつ、子どもの日焼けを気にしなくてよいところもメリットです。
後撮りの撮影時期は冬ごろ。夏に真っ黒に日焼けをしても、後撮りの撮影日を迎えるころには肌の色も戻っているでしょう。

その点、前撮りは4~10月ごろに行われるため、状況によってはこんがり小麦色の肌での写真撮影になる可能性が。
元気いっぱいの日焼け姿で映った記念写真も趣がありますが、「できれば本来の肌の色で写真を撮りたい」と考えるなら後撮りが安全でしょう。

デメリットは冬という季節柄、子どもが風邪などを引きやすい点です。後撮りの時期は前撮りほど長くないため、撮影スタジオによっては延期の日程調整が難しくなる可能性があります。
ギリギリになって慌てないよう、後撮りのスケジュールは余裕を持って立ててくださいね。

七五三をいつするか迷ったら七五三早見表をチェック

以下の表では、2024~2028年に七五三を迎えるお子さんがそれぞれ何年生まれになるのか一覧でまとめました。
表には数え年と満年齢の両方を載せています。お子さんの七五三をお祝いする年を確認したいときにご活用ください。

2024年
(令和6年)
2025年
(令和7年)
2026年
(令和8年)
2027年
(令和9年)
2028年
(令和10年)
3歳
(数え年)
2022年
(令和4年)
2023年
(令和5年)
2024年
(令和6年)
2025年
(令和7年)
2026年
(令和8年)
3歳
(満年齢)
2021年
(令和3年)
2022年
(令和4年)
2023年
(令和5年)
2024年
(令和6年)
2025年
(令和7年)
5歳
(数え年)
2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)
2022年
(令和4年)
2023年
(令和5年)
2024年
(令和6年)
5歳
(満年齢)
2019年
(令和元年)
2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)
2022年
(令和4年)
2023年
(令和5年)
7歳
(数え年)
2018年
(平成30年)
2019年
(令和元年)
2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)
2022年
(令和4年)
7歳
(満年齢)
2017年
(平成29年)
2018年
(平成30年)
2019年
(令和元年)
2020年
(令和2年)
2021年
(令和3年)

七五三をいつ祝うかは家庭によりさまざま!明確なルールもなし|まとめ

七五三を祝う年齢は、満年齢・数え年どちらでもかまいません。お祝いする時期も本来は11月15日と決まっていましたが、現代では10~12月ごろの都合がよい日にお祝いするご家庭が増えています。

七五三を3歳、5歳、7歳で祝うようになった背景には、その昔、子どもの成長を祝うために行われていた儀式がありました。それぞれの儀式を行った年齢と性別、儀式の内容は以下のとおりです。

年齢 お祝いする性別 儀式名 儀式の内容
3歳 男女 髪置の儀 髪を伸ばし始めるときに行う儀式
5歳 男の子 袴着の儀 初めて袴を着るときに行う儀式
7歳 女の子 帯解きの儀 初めて着物の帯を締めるときに行う儀式

また、七五三の記念写真の撮影方法は、前撮り、当日撮影、後撮りの3パターンから選べます。今回の記事でまとめたメリットとデメリットを比較しながら、ご家族にとってよりよい撮影方法を選んでみてくださいね。

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