もう迷わない!お宮参りのママの服装は?マナーや選び方や季節別にご紹介

2024.04.08

もう迷わない!お宮参りのママの服装は?マナーや選び方や季節別にご紹介

赤ちゃんを連れて神社へお参りするお宮参りは、どんな目的で行われる行事かご存じですか?赤ちゃんにはどんな衣装を着せたらよいか、一緒に参加する両親の服装はどのようなものがふさわしいか、詳しく解説します。

春夏秋冬の季節別におすすめの服装と、和装・スーツ・ワンピースのコーデ例も紹介。年代別のママ向け衣装選びのコツもまとめました!

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お宮参りとは?

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれて約1ヵ月のタイミングで行うお祝いの行事です。赤ちゃんとその両親で近所の神社へ出向き、赤ちゃんが生まれたことを報告するとともに健やかな成長をお祈りします。

赤ちゃんが男の子なら生まれて32日目に、女の子なら33日目に行うのが一般的なしきたりですが、まずはお母さんの体調を最優先しましょう。
なお、お宮参りをいつ行うかは地域によっても異なるため、お住まいの地域の通例を確認してみることも大切です。

ひと昔前までは父方の祖父母も同行するものでしたが、現代では参加者に関する決まりは特にありません。
赤ちゃんと両親のみで気軽にお祝いするもよし、両家の祖父母や近くに住んでいる親戚も呼んで賑やかにお祝いするもよし。ですので、参加者は自由に考えてみてくださいね。

お宮参りの一日のスケジュール

お宮参り当日に一般的なスケジュールは以下になります。

1.神社への参拝
2.ご祈祷
3.食事会

この中で必ず行わなければならないのは神社への参拝です。参拝のみであれば、その後に参加者全員で写真撮影などを行っても30分ほどで終わるため、赤ちゃんやお母さんへの負担が少なく済みます。
ご祈祷も受ける場合の所要時間は1時間ほど。事前予約が必要な神社が多いので、日取りが決まり次第すぐ予約を取っておくと安心です。

食事会は自宅で行うなら宅配のお祝い膳を頼んでおくか、ケータリングが便利。外食するなら料亭やホテルを前もって予約しておきましょう。

お宮参りの家族の服装のマナーは?

お宮参りにはどのような服装で参加すればよいかご存じですか?赤ちゃんと両親それぞれの服装マナーをまとめました!

赤ちゃんの衣装

和装でお宮参りに参加する赤ちゃんには、白羽二重(しろはぶたえ)の着物を着せ、その上から祝着(のしめ)を羽織らせます。
祝い着の柄は男女で異なりますので、以下の表を参考にしてください。

性別 祝い着の柄 祝い着の色
男の子 鷹や龍、兜などおめでたい柄が入った「熨斗目模様(のしめもよう)」 定番は黒、紺、紫などの濃い色。近年はグレー、ベージュ、水色などの落ち着いた色も人気。
女の子 花や蝶、鈴などの可愛らしい柄が入った「友禅ちりめん模様」 赤、黄色、ピンクなどの華やかで明るい色。パステルカラーも人気。

洋装で参加させる場合は、男女共通で白いベビードレスを着せましょう。その上からアフガン(おくるみ)を巻いたり、ケープを羽織らせたりすれば赤ちゃんの洋風の正装は完成です。

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両親の衣装

両親の衣装は赤ちゃんが和装なら和装、洋装なら洋装に合わせます。以下にお母さんとお父さんそれぞれの衣装をまとめました。

和装 洋装
ママ 黒留袖、色留袖、色無地、訪問着、付け下げ ワンピース、セレモニースーツ、アンサンブル
パパ 黒、紺、グレーなど落ち着いた色の無地の着物に、一つ紋か三つ紋の羽織 ブラックスーツ、ダークスーツ

両親の衣装を選ぶ際は、赤ちゃんが着るものの色柄とのバランスを考えましょう。お宮参りの主役は赤ちゃんです。当日は赤ちゃんが一番目立つよう、赤ちゃんの存在が引き立つような衣装を選んでくださいね。

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アクセサリーの注意点

和装で参加する場合、アクセサリーは不要です。洋装ならパールのネックレスがよく合います。
お宮参りには尖ったチャームや宝石がついたアクセサリーをつけていくのは避けること。抱っこしている赤ちゃんを傷つけてしまう可能性があるため危険です。

その点、パールなら丸くて角もないため安心してつけられます。真珠には「健康」「長寿」「絆」などの石言葉もあるため、お宮参りにつけていくアクセサリーにもぴったりだといえるでしょう。

お宮参りのママの服装の選び方は?

お宮参りは人生で何度も経験できるものではありません。せっかくならおしゃれをしたいと考えるママも多いのでは?
続いてはママの服装選びのポイントと注意点をまとめました!

カジュアルすぎない

お宮参りは日本で古くから続く伝統行事ですので、ラフすぎるスタイルやカジュアルなどのテイストの服装はふさわしくありません。デニムやTシャツなどの普段着で神社へ出向かないようにしましょう。

パパがスーツなどの服装で参加するのであれば、ママもかっちりとした正装で参加するのがマナーです。
赤ちゃんが正装でキリッと決めて参加するのですから、ママとパパもかしこまった服装でお祝いしてあげてくださいね。

授乳のしやすさ

神社へ参拝する前にしっかり授乳をしておいても、お宮参りの最中に赤ちゃんが泣いてしまうこともあるでしょう。このような事態に慌てず対処できるよう、お宮参りの服装は授乳しやすいものを選ぶと安心です。

着物であれば、身八ツ口(みやつくち:女性用着物の両脇にある開いた部分)から授乳ができます。自分で着付けができるなら、襟元を開けて授乳する方法でもOKです。

洋装なら授乳口がついたワンピースが便利。あわせて、神社に授乳室やおむつ替えスペースがあるかどうかも、事前に確認しておくと心配事を減らせるでしょう。

体型カバーができる

産後間もない自分の体型が気になって、お宮参りでの写真撮影に気乗りしないママもいるかもしれません。
「赤ちゃんだけ写してもらえれば充分だから」という気持ちも分かりますが、やはり赤ちゃんと一緒に写った写真は一生の思い出になるものです。

体型のお悩みは服装でカバーしましょう!着物は体型を隠すのに最適な衣装ですし、むしろ体のラインにメリハリが少ない人のほうがよく似合います。
あとから見返したときに「いい写真だな」と思える記念撮影ができるよう、服装選びにはこだわってみてくださいね。

tententenではママの訪問着レンタルも行っています。赤ちゃんの衣装とあわせてレンタルすれば衣装を用意する手間が省けますので、こちらもあわせてご利用くださいませ。

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負担が少ない

産後1ヵ月ほどでは、まだ体調も万全ではないはず。体を締めつけすぎる服装は避け、ゆったりと過ごせる衣装選びを心がけましょう。

参拝とご祈祷を合わせても約1時間で終わるとはいえ、産後間もない体で赤ちゃんを抱っこしたまま動き回るはきついもの。パパに抱っこを変わってもらったり、適度に休憩をはさんだりしながら、無理なく当日を過ごしてください。

自分のときめき・おしゃれさ

今回生まれた赤ちゃんと過ごせるお宮参りは、たった1回きり。その大切で貴重な機会には、自分がときめくおしゃれな衣装を選びたいと考えるママもいらっしゃるのでは?

お宮参りの衣装には厳格な決まりはありません。カジュアルすぎず、赤ちゃんより目立たない服装というふたつの条件だけ守りつつ、素敵な思い出が残る衣装を選んでみてはいかがでしょうか。

季節別、お宮参りのママの服装

お宮参りを行う季節によっても、適した服装は変わってくるもの。続いては冬・夏など季節別にぴったりな服装選びのポイントを解説します!

春~夏

春には柔らかな色合いの服装がよく合います。ピンクや水色、パステルカラーのワンピースやアンサンブルなど、清楚で明るい印象の衣装を選んでみてはいかがでしょうか。
春先は冷え込む日もあるため、さっと羽織れるストールやボレロ、カーディガンがあると安心です。

夏には速乾性の高い生地や冷感素材のワンピースなど、涼しく過ごせる服装を選びましょう。お宮参りの最中は赤ちゃんを抱っこしている時間が長いので、ママが暑いと赤ちゃんまで一緒に火照ってしまいます。
色は青系のものを選ぶと、より涼しげな印象になるでしょう。

なお、暑い季節に着物を着る場合は、裏地がない単衣(ひとえ)の着物を着ると過ごしやすくなります。裏地付きの着物は袷(あわせ)と呼びますが、こちらは秋~春ごろが最適な仕立てになりますので夏には避けてくださいね。

秋~冬

秋のお宮参りには、ベージュやクリーム色、くすみカラーなど秋色のワンピースやセレモニースーツがぴったり。時期によっては少し肌寒さを感じるかもしれませんので、春と同じくストールなど羽織れるものを用意しておきましょう。

冬は暖かさを重視した服装選びをすること。産後の体を冷やしてはいけませんし、風邪を引いては子育てに支障がでてしまいます。
無理にスカートを履く必要もありませんので、パンツスタイルのセットアップを選んでもOKです。アウターの色が黒や紺などの濃い色なら、衣装の色はオフホワイトやグレーを選ぶと重くなりすぎないコーデになりますよ。

おしゃれなコーデ例

ようやく新生児期を終えたばかりの赤ちゃんと過ごすお宮参りは、家族にとって特別な1日になるはず。当然、記念写真も撮影することになるでしょう。

パパの衣装は比較的選びやすいですが、ママの衣装は選べる幅が広く、なにを着るか迷ってしまうかも。ここでは和装・スーツ・ワンピースのジャンル別に、おしゃれなママのコーデ例を紹介します!

和装

和装の色選びのポイントは、赤ちゃんの祝着より目立たないものにすること。たとえば、パステルカラーの祝着を着ている赤ちゃんを原色の着物を着たママが抱っこしていれば、赤ちゃんの存在感は薄れてしまいます。

おすすめの着物の色合いは、淡い水色や黄色、ピンクなど。落ち着いた印象になる明るいベージュや、薄紫もおすすめです。
柄のない色無地の訪問着や付け下げを選べば、控えめな美しさを演出できるでしょう。

肌寒い季節には同じ色系統のストールを羽織れば防寒できます。春~夏には明るく華やかな色、秋~冬には落ち着いた色といった具合に、季節に合わせて色選びをするのも楽しそうですね。

スーツスタイル

かしこまった印象になるスーツは、華やかな衣装に身をまとった赤ちゃんを引き立てたいときにぴったりな衣装です。定番の色は黒や紺ですが、コーデに柔らかさをプラスしたい場合はグレーやベージュを選びましょう。

ジャケットの形でもスーツスタイルの印象は大きく変わります。

テーラードジャケットにはかっちりとした装いに。ノーカラージャケットは、きちんとしつつも少しだけカジュアルな雰囲気になります。
女性らしくエレガントにスーツを着こなしたいなら、丸首で襟なしのラウンドネックノーカラージャケットを選んでみてはいかがでしょうか。

ほかにも、ジャケットの下に着るブラウスをフリル付きにする、レーススカートやプリーツスカートがセットになったセレモニースーツを選ぶなどしても、スーツスタイルは華やかになりますよ♪

ワンピーススタイル

上品でクラシカルな装いを目指すなら、マーメイドラインやタイトなレースワンピースがおすすめ。

体のラインが見えるワンピースは、女性らしさを演出したいときにぴったりです。ベージュやくすみカラーなら落ち着いた雰囲気に、黒や紺ならキリッと引き締まって見えるので、赤ちゃんの祝着に合う色合いのワンピースを選んでくださいね。
きちんと感を出したければ、ワンピースの上にジャケットを着るのもかっこいいですよ♪

体型を隠したいときは、Aラインのワンピースが最適!エレガントに着こなしたいときはミモレ丈を、とにかく着やせを優先したいときはロング丈を選べば、コンプレックスを気にせずお宮参りを満喫できるでしょう。

年代別のおすすめお宮参りの服装

最後に、お宮参りにおすすめの服装を20~40代までの年代別にまとめました。「同年代のママ友がいなくて、お宮参りになにを着たらいいか分からない!」とお悩みのママは参考にしてみてください。

20代におすすめお宮参りの服装

20代のママは若々しく、清楚な装いがよく似合います。ワンピーススタイルなら淡いピンクや水色など、パステルカラーのものを選べば可愛らしい印象になるでしょう。
レース襟や、リボンのあしらいが入ったデザインも似合う年代です。

落ち着いた着こなしをしたいなら、シックなものを選ぶのがおすすめ。ストンとしたAラインで、色も黒や紺、濃いグレーなどのワンピースを選べば、大人なママの雰囲気になるはずですよ。

フリルのブラウスやパフスリーブのトップスに、テーパードパンツを合わせるコーデもお試しを。柔らかく可憐なイメージを残しつつ、きちんと感が出せるでしょう。

30代おすすめお宮参りの服装

30代のママは落ち着きの中に女性らしさを感じるコーデに挑戦してみては?ベージュのセットアップや、濃色の丸首ジャケット+テーパードパンツに白のブラウスを合わせたコーデは、上品で洗練された印象を与えられます。

スカートはタイトなものがよく似合う年代です。体型が気になる方はペプラムデザインのトップスでお尻まわりを隠しつつ、適度に体のラインを拾うスカートもしくはパンツを合わせてスタイルをよく見せましょう。

ウエスト切り替えワンピースもおすすめ。無地の一色でもバッチリ決まるデザインですので、お宮参りの衣装として選んでみてくださいね。

40代おすすめお宮参りの服装

40代のママには、エレガントな着こなしがぴったり。ペプラムデザインのトップス+ロングタイトスカートのセットアップや、胸元にさり気なくフリルをあしらったワンピースなど、控えめでありながらデザイン性のある衣装を選んでみましょう。

色はベージュや黒、紺など、落ち着いた色合いのものがおすすめ。小物も含めて同系色でそろえると、上品な印象になります。

着物の着こなしも様になってくる年代です。春なら淡い黄色やクリーム色、夏には寒色系や濃色、秋~冬にはえんじ色や茶色の訪問着や色留袖がよく合いますので、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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まとめ お宮参りのママの衣装はレンタルが楽!

赤ちゃんの健やかな成長を祈るため、神社へ参るお宮参り。生後約1ヵ月の赤ちゃんとのお出かけは緊張しますが、きっと素敵な思い出になることでしょう。
お宮参り当日は神社へ参拝し、ご祈祷を受け、食事会をしてお祝いをするのが一般的です。

赤ちゃんの服装は、和装なら白羽二重に祝着を着せます。洋装ならベビードレスにアフガンやケープを羽織らせましょう。

両親の服装は、赤ちゃんより目立たないものを選ぶこと。厳密な決まりはありませんが、よく選ばれる衣装は以下のとおりです。

■和装の場合
ママ:黒留袖、色留袖、色無地、訪問着、付け下げ
パパ:黒、紺、グレーの無地の着物に、一つ紋か三つ紋の羽織

■洋装の場合
ママ:ワンピース、セレモニースーツ、アンサンブル
パパ:ブラックスーツ、ダークスーツ

お宮参りの両親の衣装を選ぶ際には、以下のポイントを重視しながら選びましょう。
・カジュアルすぎない
・授乳がしやすい
・負担が少ない(締めつけが少ない)

お宮参りは古くから日本で行われてきた伝統のお祝い行事です。誕生から1ヵ月を迎えたことを祝うとともに、健やかな成長をお祈りするにあたっては、赤ちゃんに日本の伝統衣装である着物を着せたいと考える親御さんも多いのでは?

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